終身雇用崩壊が新卒に与える2つの影響
今、日本の雇用制度が
大きく変わろうとしています。
まだ完全には変わっていません。
しかし、確実に変化が起き始めています。
TOYOTAの社長が
「終身雇用の維持は難しい」
こう言ったことは
結構ニュースになりました。
また経団連では
新卒一括型採用や終身雇用、
時代に合わなくなってきている
という指摘がされました。
つまり日本の経済を
引っ張ている人たちが
「雇用制度を変える必要がある」
そう言っているんです。
けど、正直な話
どれだけ影響あるかわからんくない??
笑笑
雇用制度が変わることで
新卒にはどのような影響があるのでしょうか。
具体的には2つ存在します。
①新卒採用枠の減少
企業が終身雇用を続ける理由は
優秀な人材を作り出すことにあります。
新卒ってぶっちゃけた話、
即戦力ではないじゃないですか。
いろいろ経験させる必要があります。
育てるには時間が必要なんです。
つまり長くいる人ほど
その企業の中では優秀な人材ってわけです。
そのため長期の雇用を保証し、
なおかつ在籍年数に応じて給料を上げることで
外に出ていきにくくなります。
働く側としても
年齢が上がるにつれて
結婚したり、子供が出来たりするので
支出が増大していきます。
なので賃金が上がるのであれば
その企業にいつづけるのです。
しかし終身雇用が崩壊すると
転職が活発化します。
その企業にいつづけても
給料が上がるとは限らないので
別のより良い環境を求めようとするのです。
長期で雇われなくなるので
転職がスタンダードになり、
雇用の流動化が起きます。
そのため新卒採用枠が減るんです。
事実、TOYOTAでは
新卒採用枠を減らし、
中途採用の割合を増やすと
発表しています。
②社内教育が行われない
二つ目の理由として
社内教育が行われません。
先ほど終身雇用の目的として
「優秀な人材を育てること」と
いいました。
しかし終身雇用が崩壊して
転職がスタンダードとなると
人を育てることが難しくなります。
だってその企業に
ずっといてもらえるわけではないしね。
今まで長くいてもらえるからこそ
育てることができたのに
これからは
育ちきる前に転職されるんです。
よってここで2つに分類されます。
力のある少数派の企業では
教育のスピードを上げます。
新卒からバンバン経験を積ませて
優秀な人材にするんです。
ベンチャーとかこれです。
しかし多くの企業では
外部からの採用を強化します。
優秀な人材を育てるのではなく
優秀な人材を外からとるようになるんです。
外部からの獲得に力を使うので
社内教育に力を
いれなくなるんです。
いかがでしたでしょうか。
長期雇用が変化することで
大きな影響が新卒にぶち当たります。
ではこの変化に
どのように対処すればいいのか
それはスキルです。
そのことについて
次回では書いていこうかと思います。
では次回の記事で。